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2005年04月06日(Wed)
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韓のくに紀行

司馬遼太郎:朝日文庫

久しぶりに再読。
韓国出張のついでに観光の時間が出来たため購入したもの。
最近文芸モノから遠ざかっていたため、すがすがしい思いとともに読了した。

この紀行の白眉は、文禄・慶長の役で、3000人の部下とともに韓国に身を投じた日本人武将「沙也可」の一族が棲みついた里「友鹿洞」を発見するところである。

大邱でタクシーを5000円でチャーターし友鹿洞を訪れた。
さすが司馬遼太郎効果というべきか、今では日本人が年間2500から3000人訪れるようになっているとか。
村では記念館を建て、VTRを作成し、日本語ガイドを置いて対応している。
ガイドしてくれたのは慶州金の金女史である。

この里はみな両斑階級で、時の国王から許された賜姓金海金を名乗っている。
「沙」の字が砂金を思わせることで金海金の名前を与えたという。
どうにも、わからない話だ。
新しい本貫を創ればいいだけの話と日本人のぼくには思える。

その「金海金」。
釜山の空港は金海空港だが、ここから北西に20分ほど車で走ったところにある人口20万人ほどの市だ。金官伽耶の都の跡。
山を背に、海が前に広がる洛東江の沖積平野だ。古代から稔り豊かな地で、早くから人が住み着いていたとみえる。
司馬遼太郎も任那日本府の所在地としてここを訪れている。

金官伽耶国の初代首露王の陵は日本円70円ばかりで日本語ガイドがつく。
こちらは忠清金の流れを汲む金女史。
首露王の妻はインドから来た、その娘の一人が日本に渡り卑弥呼になったと説話を教えてくれる。
卑弥呼説話の信憑性はさておいて、地の利を活かして海外との交流が盛んであった土地であることは疑いない。
国という概念が未成立の当時にあっては、ここと北部九州とは同一の国といってもいいぐらい頻繁な交流があったのではあるまいか。
文禄・慶長の時代に時代は下っても、倭寇と連携していたと思う。
その当時は、金海金は歴史的に日本と同族との認識が一般的であり、金海金≒日本との常識が存在していたのではあるまいか。
だからこそ沙也可に対し、ためらわず賜姓金海金の名乗りを許したのではないか。
そんな仮説が頭をよぎった。

司馬遼太郎の目を通して、日本と韓国の知られざる過去の関係性が浮かび上がってくる。




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