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2004年09月05日(Sun)
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風のアジテーション

橘川幸夫:角川書店


畏友、橘川幸夫氏の新作。
69年ごろの東京の街へのオマージュだ。
さまざまなサブカルチャーが乱れ咲いた、幸せな時代だった。

オリンピックを境に昔の東京が失われたといわれるものの、江戸の名残はそこここに残り、大震災の後花開いた庶民文化の猥雑さと、戦後の闇雲なアナーキーさと、高度経済成長がもたらした光と影と、学生だった団塊世代のアイデンティティ模索と世間への異議申し立てとが、重層的に重なり、ないまぜとなり存在していた。
豊かさと貧しさの共存がサブカルチャーを生み出し、若者の憧れと絶望とを彩っていた時代だ。
そんな、時代のディテールが具体的に書き込まれている。

あとがきで著者は「69年が舞台ですが、僕が読んで欲しいと思っているのは、69年にはまだ生れていなかった若い人たちです。」と書いている。
申し訳ない、ぼくはあなたの1歳上です。
だからどうしても「新鮮モード」ではなく、「懐古モード」で読んでしまう。
そして、著者は驚くべき記憶力で、懐古のタネを提供してくれる。
著者の繰り出す人名や店名、商品名は、セピア色の思い出を魔法のように蘇らせてくれるのだ。
著者の地元は、私の地元から国電で2駅。立ち回り先もかなり似通っているということもそれを助けているだろう。
読むにつれ、中島みゆきの「時代」のメロディーが通奏低音として頭の中に響いてきた。

肉体系剛直派として青春を送った椎名誠の半自伝小説と対比すると、「現代の畸人」橘川幸夫のこの本は、文化系軟弱派の面目躍如というべき自伝的青春小説だ。


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