連鎖破綻―ダブルギアリング


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2005年01月06日(Thu)
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連鎖破綻―ダブルギアリング

香住究:ダイアモンド社


日産生命
1997(平成9)年4月25日
あおば生命に移転

東邦生命
1999(平成11)年6月4日
GEエジソン生命に移転

第百生命
2000(平成12)年5月31日
マニュライフ・センチュリー生命
(現 マニュライフ生命)に移転

大正生命
2000(平成12)年8月28日
あざみ生命(現 大和生命)に移転

千代田生命
2000(平成12)年10月9日
AIGスター生命に組織変更

協栄生命
2000(平成12)年10月20日
ジブラルタ生命に組織変更

東京生命
2001(平成13)年3月23日
T&Dフィナンシャル生命に社名変更

第一火災海上
2000(平成12)年5月1日
損害保険契約者保護機構に移転

大成火災海上
2001(平成13)年11月22日
損害保険ジャパンと合併


銀行ほど目立たないけど、中堅生保会社が次々に破綻しました。
大手・準大手で破綻しても不思議でないのに生き延びている生保会社が複数あります。
なぜ潰れないのでしょう。
この本を読むとその裏側が良くわかります。
大手生保は銀行と株の持合を大量にしており、破綻に追い込まれるとメガバンクですら連鎖破綻しかねないのですね。

この小説には、誰もが容易に想起できるモデル生保があります。
・株の持合をしている銀行グループの名称
・大手損保と経営統合を一度は発表し、その後撤回したという事実
・その大手損保が排除しようとした実力会長の存在
・起死回生で発売し、そこそこの成功を収めた保険商品の名称
その他、随所にちりばめられた現実と符合するディテールが、そのことを証明しています。

とはいえ、現実では新聞社会面をにぎわした、営業担当専務の壮絶な割腹自殺に触れていなかったり、結末を破綻後のアメリカの大手生保による再生(これって協栄生命のスキームだよね)においているところを見ると、必ずしも内幕ものの暴露小説を意図していないことがわかります。
また、芥川賞狙いで人間の哀しみを描こうというには、あまりに現実の生々しさの方に焦点が当たりすぎていると思われます。
おそらく、作者は生命保険業界の異常さとその中での生き延びるための空しさの残る営みを描きたかったのでしょう。
「人間を描く」というより「組織を描く」ことに注力したのではないでしょうか。
小説という表現形態の新たな可能性への挑戦かもしれません。

事実、この小説の作者香住究とは、元大手生命保険会社課長と元大手新聞記者との合作によるものです。
普段、一般の眼に触れない生保の実情がリアルに描かれているのも当然といえるでしょう。




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